2010年4月18日日曜日

雨で網入れられず、さらに・・・

ここ数日雨が続き、網をいれられない状態が続いている。すでに、3日以上空いている。なかなかサツキマスには出会える日々は程遠い。先日、サツキマスがいつ上ってくるのか(最初に網に掛かる)をデーター化して見たいと思い水温計と水深を計ろうと持っていくと、おじいさんがなにするんや?とブツクサ。その意図を説明してみると、「そんなもん。まだ登ってこんじゃろう。まだ早いわ。」との答。???どうして」と聞いてみると、「まだ家の前のいちぢくの木の葉っぱが小さい。あれが、大きくなった頃に捕れる。」との答え。すごい。さすが観天望気ではないが、70年近くも漁をしているとすべてが自然をみて判断できるらしい。本当に昔の人はいろんなものを使って判断をしていたんだなと思った。こういう話も聞いてみないとわからない。それから、毎日いちぢくの木を見てはまだかな?と楽しみにする毎日だ。
一方、丸1日降った雨の影響で、せっかく打ち込んだ鉄筋棒が流されてしまった。鉄筋棒には、大きな流木が引っかかっており、流れが強いため簡単には、打ち込めない。しばらく、川の水が引いてからもう一度、あの大変な作業をしなければならないと思うと、大変だ・・・。とにかくいつになったらサツキマスの顔をいつ見られるのやら。。。ちなみに、毎日船を漕ぐとおじいさんにしかられっぱなしで、結構コタエル。これも70年以上の大ベテランから教えてもらうための勉強だろう。

2010年4月11日日曜日

サツキマスすば網漁開始

今年から本格的にサツキマス漁を開始した。今年は、おじいさんに教えてもらいながらのサツキマス漁。小さな頃におじいさんの船に乗って一緒にいったが、もう10年近くは行ってなかった。しかし、おじいさんが91歳と高齢のため、一緒に行くことになった。
昨日すば網漁の仕掛けを作りに行った。3mくらいの鉄筋棒を船から川底に打ち込む作業。かなり大変。2つの網を流すためには、全部で12本の鉄筋棒を使う。よくもまあ、90歳の超高齢者が去年まで船の上でこの作業を行ってきたというのは驚きだ。仕掛けを作るのは、初めてのため怒られながらの手伝い。おじいさんのサツキマス漁暦は、50年を超えるらしい。もともと、船大工であるため、長良川をず~っと見てきたし、長良川と共に生きてきた。先日、岐阜市の教育委員会の人が、鏡島の船大工のおじいさんにいろいろ聞きたいと尋ねてきたし、川漁師もすくなくなり、鵜による伝統漁法や船大工なども岐阜県の重要文化財に指定されていくらしい。
今年は水深約1mの右岸に2個作った。1日で2個の仕掛けを作り、夕方に網を入れに行った。
本日朝、6時に網をあげに行ったら、ニゴイ8匹・ウグイ3匹で、残念ながらサツキマス漁初日は、マスは獲れなかった。
6月10日までの漁期だが、どうなるのだろうか?楽しみだ。